こんにちは、Naoです。
今日は播種後1年未満のパキコルムスディスカラー(Pachycormus Discolor)の室内での管理育成方法の紹介です。
実生株150株を育てて分かったことを皆さんとシェアします。
必要な日当たり-日照時間
室内で育成する場合は、育成ライトを使用します。
光不足の場合は、パキコルムスディスカラーは徒長したり、葉が黄色くなって落葉してしまいます。
ライトの照射時間は一日約10~12時間程度が必要です。
流行りの高価な育成ライトですと、光が強すぎて葉焼け落葉してしまう場合があります。
ダイソーの10wのLEDライト(300円程度)でも距離を近づけることができれば問題ありません。
我が家の場合は、一部大型の株は実生棚から出してダイソーで購入したLEDライトで育成しています。
特に、育成が悪くなることはなく問題なく成長しています。
クリップスタンドはこちらが使いやすくて耐久性も良いです。
➤電気スタンド クリップライト LEDライト E26 デスクライト ブラウン GT-TD-MQJZ-B
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ちなにみ私の使用している育成ライトは下記の安価なものです。
SwitchBotなどを使えば外出先から、ライトのON・OFFや部屋の温度湿度管理ができます。
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室内管理の場合の土の選び方
パキコルムスディスカラーはホームセンターなどで販売されているサボテン・多肉用の土でまったく問題ないようです。ただし、ホームセンターなどで売られているサボテン多肉用の土の中には有機肥料の入っているものもあるので、室内で管理する場合、土特有の匂いやコバエの発生などが気になることもあります。
その場合は、赤玉土などの無機物の土を使うことをおススメします。園芸店などにいくと盆栽用の赤玉土や鹿沼土などをあらかじめ配合したものも販売されていますのでオススメです。
実生3ヶ月くらいまでの水やりの方法
パキコルムスディスカラーは水を大変好む為、水はこまめに上げましょう。
実生3ヶ月くらいまでは毎日朝夕にたっぷりと水をあげます。
腰水管理管理の方が育成が良いようです。
実生3ヶ月以降の水やり方法
ある程度育ってくると、根本のパワータンク(塊根)が大きくなります。
多少の水切れがあっても問題ありません。
水をあまり上げ過ぎると根腐れをして枯れてしまう場合があります。
土表面がなかなか、乾かない場合は根腐れしている場合があります
発育が順調であれば、1~2日で土表面は乾燥します。
土の表面状態と、新芽の状態をみながら水やりを調整してください。
風
風は植物の育成にとって、水・光に次いで必要な要素です。
風が当たることによって、葉の周辺の空気が入れ替わり葉が呼吸し易くなります。
また、風通しが良いことで害虫などが付きにくくなります。
用土も乾きやすくなり、根腐れなどを防ぐことができます。
私は下記のファンで24時間風を当ててします。
風通しの良い環境であればファン設置は必要ありませんが、
無風な環境であれば、昼間だけでもサーキュレータなどを設置して風を与えるようにしてください。
春の育て方
春から夏にかけては大変発育旺盛な季節です。新芽が次々に展開します。
水は沢山与えてください。枝が伸びるのでこまめに剪定してください。
夏の育て方
冬型植物のパキコルムスディスカラーは夏30℃を超えてくると、発育が鈍くなります。
水を与えても、水の吸い上げが悪くなかなか土表面が乾きません。
水を与えすぎると根腐れをして枯れてしまうことがありますので気を付けてください。
土の表面の乾き具合をみながら水やりをしてください。
夏場は落葉までしませんが、成長が止まってしまいます。
パキコルムスディスカラーはとにかく夏には弱いようです。
根気よく育てる季節になります。
秋の育て方
春と同様に発育旺盛な季節です。新芽が次々に展開します。
剪定をしてあげると、枝もどんどんと分かれてきます。
水は沢山上げてください。
冬の育て方
冬は葉が落葉します。春が来るまで根気よく待ちましょう。
水のやりすぎは根腐れの原因になります。
しかし、数日に1度だけ少量のみ水を与えるようにしましょう
室外での越冬も可能なようですが、できるだけ室内に取り込みましょう
室内で15℃程度あれば、冬場でも元気に育ちます。
新芽も沢山でてきます。
パキコルスムディスカラーは冬型の塊根植物なので
室内で15℃以上と光、風があれば1年を通して一番成長する季節かもしれません。
保温マットなどで温めてあげると冬場でも成長します。
下記製品であれば、安価で消費電力も少なく経済的です。
塊根部の太らせ方
塊根部を太らせるには、春か秋の発育旺盛な季節に新芽を剪定してください。
剪定をすると、枝分かれして葉の数が増えるので塊根が大きくなります。
当然ながら、十分な水・光・風を忘れないように与えてください。
植替えのタイミングはいつ?
植替えのタミングは、プラ鉢をつかうと良くわかります。
発育旺盛な場合、プラ鉢を手で押してみると鉢がカチカチに硬く潰れなくなります。
この場合は、鉢の中が根でギュウギュウになっていますので
1サイズ大きな鉢への植替えのタイミングになります。
小さい頃はプレステラ90などで良いですが、ここから植え替える場合はプレステラ90の深溝タイプを
お勧めします。
害虫 トビムシ
湿度が高くなる夏頃になると、土の上に白くうごめく1㎜前後の小さな虫が発生するようになります。
トビムシというのは植物にとっては特に害はありません。
逆に土上の不要物を分解してくれるので害虫というよりは益虫と言われることもあります。
私の場合は益虫ということで特に薬剤などの散布はしていません。
しかし、数を多くなってくると気持ち悪くなる人もいるかもしれません。
その場合はホームセンターなどで売られている木酢液などを散布してみてはいかがでしょうか?
または、土を定期的に乾燥状態にするとトビムシの数が減る傾向があります。
害虫 カガラムシ
ある特定の株の幹だけにカイガラムシが発生することがあります。
その場合は、ピンセット等で1匹づつ丁寧に除去します。
カイガラムシを除去する場合はカイガラムシの体液がでることがあるので
必ずゴム手袋などをして除去するようにしましょう。
木酢液なども効果はあるようです。
専用の害虫駆除剤等あるようですが、室内管理の場合は極力使用は避けたいものです。
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