サラリーマンでもわかるピボットポイント分析とは

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ピボットポイント分析とは、テクニカル指標の一つで短期的で全体的なトレンドを示すもの。前日の安値、高値から翌日の抵抗レベルとサポートレベルを予測するものです。主にはデイトレードで使用するものです。



ピボットポイント分析とは

ピボットポイント分析とは、テクニカル指標の一つで短期的で全体的なトレンドを示すもの。前日の安値、高値から翌日のレジスタンスレベル(抵抗線)とサポートレベル(支持線)を予測するものです。主にはデイトレードで使用するものです。

ピボットとは日本語で回転軸のことです。前日の結果(高値・安値・終値)を軸に翌日のトレンドを予測するものです。

ピボットポイント分析の計算方法

ピボットポイント分析の計算の仕方。まず最初にピボットポイント(PP)を計算しなくてはいけません。前日高値と前日安値と前日終値から今日のトレンドを計算することが出来ます。

ピボットポイント分析の計算式
  • ピボットポイント(PP)=(前日高値+前日安値+前日終値)/3
  • 第一抵抗線(R1)=(2×PP)- 前日安値
  • 第一支持線(S1)=(2×PP)- 前日高値
  • 第二抵抗線(R2)= PP +(前日高値 – 前日安値)
  • 第二支持線(S2) = PP – (前日高値 – 前日安値)
  • 第三抵抗線(R3) = 前日高値 + 2(PP – 前日安値)
  • 第三支持線(S3) = 前日安値 – 2(前日高値 – PP)

参考:高橋ダンyoutubeチャンネル

ピボットポイント分析の使用方法

ピボットポイント分析とは前の日に対してのサポート・レジスタンスレベルの予測です。毎日変化するので、短期トレードでの使用になります。大事なことは毎日変化するということです。

日足チャート

本日のS&P500はS1をサポートに推移していたようです。

1時間チャート

ピボットポイントの有効性

その他のテクニカル指標の場合、入力するパラメータなどが投資家によって様々です。チャート分析はより多くの投資家が使う明確なテクニカル分析がより有効です。前日の高値・安値・終値により決まるピボットポイント分析は投資家が同じ明確基準で見ている可能性が大きくなり有効性が高くなります。

S&P500をピボットポイント分析をして明日を予測してみる

自分でも明日のS&P500のピボットポイント分析をしてみました。

ピボットポイント分析の計算式
  • ピボットポイント(PP)=(4394.6+4327.22+4348.88)/3 = 4356.9
  • 第一抵抗線(R1)=(2×4356.9)- 4327.22 = 4386.58(前日比+38.14)
  • 第一支持線(S1)=(2×4356.9)- 4394.6 = 4319.2(前日比-29.68)
  • 第二抵抗線(R2)= 4356.9 +(4394.6 – 4327.22)= 4424.28(前日比+75.40)
  • 第二支持線(S2) = 4356.9 – (4394.6 – 4327.22)= 4289.52(前日比-59.36)
  • 第三抵抗線(R3) = 4394.6 + 2(4356.9 – 4327.22)= 4453.96(前日比+105.08)
  • 第三支持線(S3) = 4327.22 – 2(4394.6 – 4356.9) = 4251.82(前日比-97.06)

明日のチャートの指示線・抵抗線は上の数値で推移することが予想されます。

ピボットポイント分析を見れるテクニカルチャートは?TradingView

毎日自分で計算するのは大変です。TradingViewのテクニカルツールを使用すると無料でピボットポイント分析をすることが出来ます。TradinguViewのテクニカルツールは無料版でも3つまで様々なテクニカルツールを同時表示することが可能です。

ピボットポイントの分析は1日単位以外にも週・月・年単位でも表示選択できるようです。さらにS4/R4,S5/R5まで分析可能なようです。

ピボットポイント分析 まとめ

ピボットポイント分析はフィボナッチ分析などと組み合わせて使うことでより効果がでるようです。また、ピボットポイント分析は多くの投資家が前日の高値・安値・終値という明確な数値により分析しているので他の投資家の心理をうかがい知るのにより信頼性が高いようです。


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