ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)にもS&P500と同様に恐怖・強欲指数があります。
恐怖・強欲指数が0に近ければ仮想通貨市場は恐怖を感じている状態で、100に近ければ強欲な状態になるようです。
現在は16なので、暗号資産市場は極端な恐怖状態にあります。
1/9には10まで下がり、暗号資産市場は大暴落しました。
暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数とは?
暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数とはビットコインのボラティリティや、SNS、Google検索トレンドや市場アンケート調査などにより算出された投資家心理を表した指標です。
恐怖・強欲指数は未来を予想する指標ではなく、現在の状態を表す指標です。
暗号資産の恐怖・強欲指数では、ビットコインは仮想通貨市場で他のアルトコインに対して安全資産として扱われています。


仮想通貨(暗号資産)の恐怖・強欲指数はalternative.meサイトで公開されています↓↓↓
仮想通貨(暗号資産)の恐怖・強欲指数の基となる6つのデータ

恐怖・強欲指数は何を基に算出している指標かを理解しなければ、投資判断も出来ないので、構成している6つの要素について調べました。
暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数はビットコインをベースにした下の6つのデータを基に算出されています。
- BTCのボラティリティ 25%
- 市場のモメンタム(上昇率) 25%
- SNS上での仮想通貨関心度 15%
- 仮想通貨の市場調査アンケート 15%(←現在は一時停止中のようです)
- 仮想通貨市場でのBTCドミナンス度 10%
- Google検索トレンド 10%
1.BTCのボラティリティ Volatility(25%)
ビットコインの過去30日間と90日間のボラティリティの平均値を比較し、ボラティリティの異常な上昇は恐怖の兆候と判断しています。
2.市場のモメンタム Market Momentum/Volume(25%)
現在のボリュームと市場の勢いの過去30日間と90日間を比較しこれらを組み合わせしています。一般的に、ポジティブな市場で日常的に高い買い量が見られる場合、暗号資産市場は過度に強欲であると判断しています。
3.SNS上での仮想通貨関心度 Social Media(15%)
twitter上での各コインのハッシュタグに関する投稿を収集カウントし判断します。(特定の時間枠で受信するインタラクションの速度と数を確認)。異常に高いインタラクション率は暗号資産が公共の関心を高め、強欲な市場行動と判断しています。
4.暗号資産の市場調査アンケート Surveys(15%) ←現在は停止中
大規模な公開投票プラットフォームで、毎週暗号資産調査を実施し、市場をどのようにみているかアンケートしています。この結果には現在ではあまり判断材料になっていないようです。
5.ドミナンス Dominance(10%)
ビットコインは暗号資産市場での資産の避難場所となりつつあります。ビットコインの時価総額比率が高い場合は、市場は恐怖状態にあるとされています。逆にビットコインの時価総額比率が低い場合は、投資家はよりリスクオンとなり強欲状態であるとされています。
※No.5 恐怖・強欲指数ではビットコインを仮想通貨市場での安全資産として扱っています。
※ドミナンスとは、各コインの時価総額全体に対するに対する割合です。恐怖・強欲指数では暗号資産の時価総額全体に対するビットコインの割合を指標にしています。

ドミナンスについてもっと詳しくはこちら
👇ビットコインのドミナンスのチャート
6.Google検索トレンド Trends(10%)
Google検索トレンドデータから市場のセンチメントを判断しています。
暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数チャート

恐怖・強欲指数の3ヶ月チャートです。最近の急落で20前後付近で推移してます。

恐怖・強欲指数の1年チャートです。2021年1月の120万円から700万円まで急騰した時は強欲指数が95付近をキープしています。その後は価格の下落とともに恐怖・強欲指数が10付近まで下がりました。

暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数のまとめ
暗号資産(仮想通貨)の恐怖・強欲指数は未来を予想する指標ではありません。
SNSやGoogle検索トレンドや、アンケートを基にしている指標ということを理解して使う必要があります。
- 0で恐怖状態→買いタイミングの参考
- 100で強欲状態→売りタイミングの参考
上記はあくまで参考です。投資は自己判断でお願いします。
みんなが貪欲な時に恐怖を抱き、みんなが恐怖心を抱いているときに貪欲であれ
ウォーレン・バフェット
コメント
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