投資初心者の私が最近知ることとなったVIX指数ですが、どうやら投資家にとってはとても重要な指数らしいですね。コロナショックの時には恐怖指数VIXは85まで上昇しています。
最近はオミクロン株の脅威も和らぎ、16まで下がっているので相場は落ち着いているようです。
恐怖指数VIX(ヴィックス)とは
恐怖指数VIXとは米国株に対する指数です。VIX指数とはボラティリティ・インデックスのことで、市場のボラティリティを指数化したものです。
VIX指数のポイント
- 市場のボラティリエィを指数化したもの
- 数値はパーセンテージ(%)で表される
- S&P500オプション取引※のボラティリティのみを測定している
- 米国市場全体のボラティリティの指標としている
- 投資家の現在の心理状態を表したもので、未来を予測する指数ではない
※オプション取引とは
ある金融商品をあらかじめ決めておいた価格で売買するかしないかを選べる権利です。このデリバティブのオプションは権利を手に入れる為に代金を必要とします。
オプション取引の例
これから株価の上昇しそうなA社の株式を1株1万円で買いたいが、今はお金がないので買えません。このような場合に、6か月後に1株1万円で買う権利 を買うことが出来ます。この場合は、6か月後に株価が下がっていれば、権利放棄して市場価格で購入できます。上昇していても、1株1万円で購入することができます。ただし、当然ですが「権利」の代金は戻ってきません。
オプション価格は投資家の心理を反映していので、投資家がどの水準でS&P500を売買したいと考えているのか推測できます。オプション取引には売り(プットオプション)も買い(コールオプション)もあります。
VIXの使い方とは
通常は20以上になると相場は不安定な状態です。投資家が市場に不安や、恐怖を抱いている時に上昇するので、恐怖指数と呼ばれいます。
- 平常時は20~10で推移する
- 20以上では株式相場が不安定
- 10以下では楽観的であり、相場の天井圏である可能性
コロナショックの時のVIX指数
2020年3月コロナショックの時は85まで上昇し、徐々に通常の水準(20前後)に戻りました。
リーマンショックの時のVIX指数
2008年のリーマンショックの時には96まで上昇しました!
TOPIXとVIXの推移
VIXが20を超え始めた頃からTOPIXが大きく下落しているのが分かります。
VIXに投資する方法
VIXに連動するETFもありますので、以下のETFに投資をすればS&P500の下落時にも利益を上げることが出来ます。
S&P500に連動するETFを保有していて、株価が下がりそうだけど利確はしたくない時のヘッジとして一時的に保有したいするのが良いようです。
恐怖指数VIXのまとめ
- VIX指数はS&P500で算出された値
- 20以上なら警戒する
- 10以下では相場は楽観ムード
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